
宿泊場所もバリエーションが豊富
無料ランチの配布状況が分かるアプリも活躍
避難民たちは、米赤十字が運営している避難所で過ごす以外にも、自治体や米連邦政府のFEMA(緊急事態管理庁)から配布された民泊チケットを使って無料でアパートに仮入居したり、友人の家に居候したり、モーテルや車の中などで寝泊まりしたりしている。
ナヴァラさんたちの横では、同じくWCKから資金を受けたエジプト料理のフードトラック「ファラフェル・ファクトリー」がランチを配布していた。
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このフードトラックには調理設備がついており、シェフが車内で熱々のサフラン・ライスとベジタリアン料理をその場で900食作って配っており、こちらも大人気だった。
LA市内だけで約4000以上のフードトラックが営業しており、世界各地のエスニック料理がLA名物でもあるのだが、今回、多くのフードトラックがWCKの資金を受け、小回りの利く機動力を活かして、火災現場すぐ近くまで行き、避難民や1万5000人以上の消防士たちに、毎日無料のランチを配り続けている。
非営利団体が開発した防災アプリの「ウオッチ・デューティー」で、その日に街のどの場所で無料ランチが何時配られているのかが一発でわかるので便利だ。今やLA住民のほとんどがこのアプリをダウンロードしている。