スタートアップの資金調達に関するデータベースで最も有名な米クランチベースは、スタートアップが資金調達を行う時期、買収される時期、上場する時期を、人工知能(AI)で予測している。しかし、チャットボット(自動会話プログラム)が従来のネット検索やデータ検索に取って代わる時代においては、自社の将来を予測することが同社最大の課題となっている。クランチベースは2007年、クラウドソースのデータベースとして設立された。10年に米AOLが、テック関連のブログ「テッククランチ」の買収を通じて同社を取得したが、15年に同社を切り離して独立させた。だがクランチベースは、約10年前にプレミアム・データベース・サービスを開始して以来、中核製品の技術革新は限定的となっている。その製品とは、スタートアップ創業者やベンチャー投資家、シリコンバレーアナリストが絶大な信頼を寄せる、スタートアップの資金調達に関する包括的なデータセットだ。
AIで大型IPO予測、米新興企業の強みと課題
米クランチベースはAIを使ってスタートアップの資金調達などを予測しているが、最大の課題は自社の将来を予測することかもしれない
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