米半導体大手インテルの最高経営責任者(CEO)に来週就任するリップブー・タン氏(65)は半導体業界のベテランだが、ハイテク分野の投資家、とりわけ中国企業への投資家としての経歴はもっと長い。タン氏はインテルの元取締役でもある。かつて尊敬を集めたインテルは、人工知能(AI)ブームによって業界の需要が変化し、同社の中央演算処理用半導体から離れていく中で、衰退の運命をたどっている。以下にタン氏とインテルについて知っておくべき五つのことを挙げる。タン氏は半導体業界の立役者となり、2022年には米半導体工業会(SIA)から最高の栄誉を受けた。タン氏が名声を得たのは2009~21年にケイデンス・デザイン・システムズのトップを務めていたときだ。同社は半導体やその他の中核技術を開発するためのソフトウエアおよびサービスを提供している。タン氏はインテルが言うところの顧客中心のイノベーションに重点的に取り組み、ケイデンスの経営立て直しに寄与した。その結果、売上高の倍増と利益率の拡大をもたらした。
インテル新CEO、知っておくべき5つのこと
かつて尊敬された米半導体メーカーのトップを引き継ぐ業界のベテラン
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