2つ目は、価値観に着目にした、お客さま視点の大切さです。
コロナ禍前後で、人の価値観は大きく変わりました。お客さまが「何を求めていらっしゃるのか」これを理解し、把握することが重要です。すなわち、お客さまの声に耳を傾け、学ぶ姿勢を大切にする、迷った際の答えが、常にここにあります。
間もなく大阪・関西万博が開幕し、国内外から多くのお客さまをお迎えする見込みです。インバウンドのお客さまは、史上最高の4000万人を超えると予想しております。 お客さまの価値観や、バックグラウンドの多様化が進む中で、JALグループ社員は、常に、この「お客さま視点」を磨き続けることを大切にしています。
そして、JALフィロソフィでは「お客さま視点を貫く」、これは社員全員の2つ目の原点になっています。「安全」と「お客さま」、この2つを全ての起点として、考え・行動をしていきましょう。
JALグループは、コロナ禍の2021年度から5年間の経営計画を立て、総じて順調に歩みを進めて来ました。今年度2025年度は、その最終年度でもあり、且つその先の未来に向けた大変重要な1年になります。
私達は2030年に向けて、「多くの人やさまざまな物が行き交う、心はずむ社会・未来」の実現を目指しています。その途上である今年度は、社会課題を解決しながら、更なる成長の時期に向かう、重要で、チャレンジングな年ですが、まさに社員全員で力を合わせることができれば、必ず目指す未来に到達できると信じています。
一人ひとりが、何が出来るかを考え、皆さんの新しい力を原動力に変えて、JALグループ全員の心を一つにして取り組んでまいります。JALフィロソフィでは、「果敢に挑戦する」、そして「一人ひとりがJAL」これを実践していきましょう。
最後になりますが、私はJALグループが、「自分の仕事に誇りを持って、そして社員がみな活き活きとしている会社」と、社会からも、そして社員の皆さん自身も、思えるような、そんな企業でありたいと思っています。



