国策に関わる大型株に投資! 息の長い投資テーマに
「米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)」

<販売会社>SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券、moomoo証券、大和証券、その他

◆3年、5年の成績が優秀! 成績の安定度も高得点

 大和アセットマネジメントが運用する「米国インフラ・ビルダー株式ファンド(為替ヘッジなし)」が、テーマ型の最優秀賞を受賞。米国のインフラ構築に関わる企業に投資する。5年の上昇率は206%で、S&P500を上回る好成績。下がりにくさは平均的なスコアにとどまったものの、成績の安定度は90点を超える高得点となった。

 インフラ関連企業といっても、建設会社のほか、建設資材、電気機器、重機、機械関連など、多岐にわたる。好成績の要因は、「インフラ」というテーマの需要の高さだ。日本でも下水道管の老朽化による陥没事故が起きたが、国土の広い米国におけるインフラ更新は、日本以上に大きな課題といえる。政権にかかわらず、息の長い投資テーマだ。

 銘柄数を約30に絞り、各分野のトップ級の企業に投資。組入上位銘柄は日本人には見慣れない企業名が多いが、時価総額数兆円以上の大型株ばかり。このあたりも、成績の安定性の要因だろう。年に2度、成績に応じて分配を行う。2025年1月には1600円を分配した。

徹底的なリサーチ力と銘柄の選別力は唯一無二!
「フィデリティ・米国株式ファンドBコース(資産成長型・為替ヘッジなし)」

<販売会社>SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券、PayPay証券、大和証券、野村證券、その他

◆どの期間でも90点以上! バツグンの上昇率を誇る

 フィデリティ投信が運用する「フィデリティ・米国株式ファンドBコース(資産成長型・為替ヘッジなし)」は、米国で50年以上の実績がある投資信託と同様の戦略で運用。その「フィデリティ・コントラ・ファンド」は、世界的に著名なファンドマネージャーであるウィル・ダノフ氏が運用を担当している。「今後5年で企業収益(1株利益)が2倍になると確信できる企業」を厳選。徹底的な企業リサーチや経営者への直接面談を通じて企業価値と経営陣の質を見極め、有望銘柄に先んじて投資する。

 特に(1)の上がったかが優秀。すべての期間でS&P500を上回り、90点以上だ。(2)の下がりにくさで最優秀賞の投資信託と差がついたものの、それでも平均より5ポイントも下落幅が小さい。(3)の成績の安定度は最優秀投資信託より高得点。

環境変化にも強い持続的な成長力を重視
「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」

<販売会社>SBI証券、松井証券、マネックス証券、三菱UFJ eスマート証券、楽天証券、SMBC日興証券、大和証券、野村證券、三井住友銀行、三菱UFJ銀行、りそな銀行、その他

◆成績の安定度で高得点! 下がりにくさも平均以上

 アライアンス・バーンスタインが運用する「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)」は、3回連続の受賞。「高い利益成長」もしくは「持続的な利益成長」の可能性が高い企業を発掘、投資する方針。毎月分配型なども含めたシリーズ合計の純資産総額は5兆円超を誇る人気投資信託だ。

(1)の上がったかでは、5年の上昇率が指数以上。特筆すべきは(3)の成績の安定度。部門内2位の高得点だ。(2)も、平均より下落率を抑えた。組入銘柄上位にはハイテク系が目立つが、ほかにもクレジットカードのビザや、巨大スーパーのコストコ・ホールセールなどの組入比率も高い。業種にかかわらず、長期にわたって安定的に成長できる企業を見極める。外部環境の変化に左右されにくい運用方針といえるだろう。少額だが年2回、分配を行う。