忙しくても手作りを取り入れて
体型を維持する秘訣

きれいな50代は、「旅館並みの朝食」と「2食のササッと飯」でできている〈あの時の話題を再発見〉輪湖もなみ(わこ・もなみ)大手アパレル(株)ワールドに16年間勤務後、独立。(有)モナミアンドケイ代表取締役社長。「ミランダかあちゃんのスタイルレシピ」ファッションブロガー&リメイクデザイナー。『「いつでもおしゃれ」を実現できる幸せなクローゼットの育て方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)3月25日発売。

 輪湖さんは、どう見ても“スタイルのいい方”ですが、いたずらに痩せてはいけない、ということも意識していると言います。

「美味しいものは食べたいし、辛い思いをするのもいや。素敵に洋服を着たいから、痩せるよりも筋肉を落とさないことを意識しています。筋力がないと、頭からつま先まで下がる感じがするので…」

 お花の会社を経営されているため、朝はすごく早く、肉体労働もこなしています。50代でファッションブロガーとして活動を始めてからは、日々ブログを書いたり、本を出版したりと、決して優雅な時間の流れではないはずです。一体、どのように食生活や体型をマネジメントしているのでしょうか。

 輪湖さんの食事記録を見てみましょう。3日分の食事記録が書かれたメモには“お献立”と記されていて、特に朝食の充実ぶりはまるで旅館のようです。

1日目

朝: 十穀米ご飯、味噌汁(豆腐、ニラ、もやし)、レンコンのきんぴら、朝セット(納豆、梅干し、キムチ、海苔、自家製ふりかけ、さごはち一夜漬
け)、スムージー(りんご、キウイ、小松菜、ヨーグルト、豆乳)
昼: りんご
夜: 炊き込みご飯(大豆、ひじき、人参、こんにゃく、油揚げ、三つ葉)、味噌汁(じゃがいも、わかめ、ネギ)、さわらの蒸し煮(菜の花、スナップえん
どう、パプリカ、プチトマト)、もずく酢、はっさく

2日目

朝: 玄米ごはん、味噌汁(大根、油揚げ、キャベツ、ワカメ、えのき)、目玉焼き、朝セット(1日目と同じ)、スムージー(りんご、セロリ、小松菜、ヨーグルト、豆乳)、りんご
昼: 焼きおにぎり(鰹節と練り梅)、さごはち(大根、人参)、バナナ
夜: 白米、けんちん汁(人参、ごぼう、こんにゃく、大根、厚揚げ)、サバの味噌煮、めかぶ・山芋・納豆・オクラの和え物、トマトと大葉のサラダ、花豆の煮物、いちご

3日目

朝: 玄米ご飯、味噌汁(小松菜、麸、わかめ、ねぎ)、オクラの炒り卵、朝セット、花豆の煮物、スムージー(バナナ、セロリ、トマト、ヨーグルト、豆乳)
昼: バナナ
夜: 玄米ご飯、味噌汁(かぶ、えのき、ワカメ、油揚げ、かぶの葉)、豚肉と野菜のオイスターソース炒め(豚肉、きゅうり、ナス、しめじ、人参、にんにく、生姜)、さつまいものレモン蜂蜜煮、花豆の煮物、いちご

おやつ(3日間を通して): 大豆、ドライフルーツ(イチジク、マンゴー、レモンなど)、ヨーグルト、アーモンド、大福、どら焼き

 品目数が多いのが印象的です。一体どうしたらこんな食生活が送れるのでしょうか。輪湖さんのお話には5つのポイントがありました。