パスワードを忘れてしまう人に
有効な「最終手段」とは
私たちはさまざまなサービスを利用する際に、パスワードを設定する機会が多いものです。しかしながら、パスワードはセキュリティ上の観点から、以下のような制約があります。
・使い回ししないことを推奨されている
・サービスによって文字数が違う(4文字以上・8文字以上など)
・サービスによって必要な文字の種類も違う(大文字・小文字や記号など)
これらを満たすパスワードをそれぞれのサービスごとに設定していると、どのサービスにどのパスワードを設定したかを覚えておくことは難しいことでしょう。

どうしても組み合わせが覚えられないという場合は、最後の手段として、すべてのパスワードを書き出しておいたものを用意しておくことも大切です。
私の場合は、そういった重要な情報を書いた紙は、金庫のような鍵のかかる特殊なボックスに入れておいて、困った時は「最悪、ここを見ればわかる」という状況を作っています。また、日記などに手がかりを書いておけば、時系列でも管理することができます。
頭の中からどうしても記憶を引き出せない時は、ここを見る。それでもだめならばここを見る、といった仕組みづくりをしておくことも、現代のパスワード暗記術だといえます。
セキュリティ上の観点で見ると、パスワードを書き出す行為は「最良の方法」とはいえませんが、パスワードを書いたメモをパソコン上に貼っておいたり、持ち歩いたりするよりははるかに良いでしょう。