大切な人の誕生日を
忘れないコツ
誕生日はただの日付のようでいて、特別な数字です。友人や家族の誕生日や記念日を忘れてしまい、祝いそびれることは、時に人間関係に大きな影を落とすことがあるため、覚えておくに越したことはありません。
脳はエピソード記憶が得意で、誕生日はまさに意味のあるエピソードのひとつです。しかし、えてして他人の誕生日は覚えづらいものであることも確か。
日付と一緒である何かのイベントがあれば、もうすぐその人の誕生日だなと考えるなど、エピソードとして覚えておくと忘れにくくなります。
お祝い自体を忘れてしまうことに対しての対策は、「何日か前から思い出す仕組み」を作っておくとよいでしょう。
私の場合であれば、連休が始まったら自分にとっての祝うべき「誕生日シーズン」が来るな、夏休みが始まる頃にはあの人が歳を重ねる頃だな……といったように周辺のイベントとくっつけて覚えています。他の情報があればあるほど、情報同士が相互補完をしあって覚えやすくなります。
ショートカットキーの一覧表は
「わかった気になるだけ」
パソコンを頻繁に使う人であれば、さまざまな操作を一度の打鍵でできる「ショートカットキー」を覚えておいて損はありません。……が、ショートカットキーがたくさんありすぎて覚えられないというのもまた無理のないことです。
よく「ショートカットキー一覧」のように、リストアップをしておいて目に触れるところに貼っておく人も多いのですが、それだけでは「わかった気になる」だけ。
なぜなら、ショートカットキーの一覧では「どの場所を押すか」が明確になっていないからです。ショートカットキーは「こことここを押すとこうなる」という“場所記憶”が必要になるため、もしそういった一覧を作るのであれば、キーボードの配置がわかるようなものを用意して、必ず自分で押してみることです。
また、ショートカットキーの一覧を横に貼っておくことも場所記憶をリセットしてしまうため、覚えづらい要因になっています。
覚えようとするのであれば、なるべく実物大に近いキーボードの絵に位置を書き込み、実際に押して覚えるような練習がおすすめ。視覚系脳番地と運動系脳番地を連携させて、動作で覚えるのがショートカットキーの記憶法であるといえるでしょう。