在校生の保護者の話は
あまり当てにならない
校長先生の話を聞く際には「学校が大事にしているもの」に注目しましょう。建前ではなく、本音の部分で学校の価値観や方針を伝えてくれる学校は、教育に対する姿勢も誠実である可能性が高いです。
学校のホームページに掲載されている校訓や教育理念も重要な手掛かりとなります。それらが実際の教育現場でどのように実践されているのかを確認することで、建前と本音のギャップを見極めることができます。
学校を複数見学することで比較の目も養われます。「この学校は何を大切にしているのか」という点を意識しながら、複数の学校を訪問することで、各校の特徴や違いが明確になってくるでしょう。経験を重ねることで、「ここはあの学校と似た雰囲気だな」などという直感的な判断力も養われます。
在校生の保護者の話も参考にならないとは言いませんが、それらはあくまで個人の感想です。同じ学校でも、自分の子どもの状況によって評価は大きく異なるでしょう。学年トップの子を持つ親と、努力しても成績が伸びない子を持つ親では、同じ学校に対する評価が180度異なることもあるのです。
学校選びは単なる偏差値や進学実績だけでなく、お子さんが6年間過ごす環境として相応しいかどうかを多角的に判断する作業です。先生の対応や学校の雰囲気を直接感じることで、お子さんに合った最適な選択ができるでしょう。
