
人に好かれるも嫌われるも、真意が伝わるも伝わらないも、一目置かれるも軽く見られるも、すべては使う言葉次第。クイズに挑んで、ワンランク上の「大人の言い換え力」を身につけましょう!(クイズ制作/石原壮一郎)
クイズ
マッチングアプリで知り合った男性と、二度目のデートでレトロな喫茶店に。ナポリタンを注文したら、相手が「じつは、ナポリタンはイタリアにはないんだよ」という誰でも知ってるウンチクを得意気に披露し始めた。
「そんなの常識だよ」と言ったら微妙な雰囲気になりそうだ。悪い人ではないので、即座に見切りを付けるつもりもない。どう返すか?
(B)「日本生まれなのに『ナポリ風』っていうのが面白いよね。なんでかな?」
(C)「えっ、そうなの? 知らなかった! ○○さんって、物知りなんだね」
正解は……
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A
◎ (A)「そうなんだってね。聞いたことある。日本の食文化って懐が深いよね」
△ (B)「日本生まれなのに『ナポリ風』っていうのが面白いよね。なんでかな?」
× (C)「えっ、そうなの? 知らなかった! ○○さんって、物知りなんだね」
解説
ナポリタン云々を得意気に話し始めたのは残念ですが、この程度で相手を全否定していたら、男女関係に限らず人間関係なんて築けません。得意気に話すのも、得意気に話す人を得意気に笑うのも、ちょっと恥ずかしい態度という点では似たり寄ったりです。
ここはAのように、すでに知っていることは伝えつつ、日本の食文化を面白がる方向に話をふくらませてみましょう。こう返して相手がムッとするようなら、本格的にガッカリしてもいいかもしれません。どうやら、懐が深い人ではなさそうです。
Bは、ウンチクにウンチクをかぶせているところが少し残念。Cの「知らなかったフリ」は最悪の反応です。相手に失礼だし、今後の関係にマイナスの影響しかありません。