お客様が無言で出してきたスマホ画面のバーコードが決済用かと思いきや、実はそれは楽天ポイントのバーコードで先にそれをスキャンしないとポイントが付与されないとか、はたまたその楽天ポイントで端数の7円分だけを支払って残りのキリのいい金額は現金払いしたいとか……マジで最初は意味がわからないことばかりで混乱するばかりでした。

 駅前のお店なのでお客様はひっきりなしにご来店。すぐにレジに行列ができてしまい、パニックが加速しますが、「ゆっくりでいいので一つ一つ、対応していけば大丈夫ですよ」という先輩バイトさんの優しいアドバイスをいただいて少し落ち着きました。

 1人1人のお客様に対して丁寧に応対をするよう心がけると、だんだんとパターンがわかり、開始1時間ぐらいで基本的なレジ対応はできるようになりました。

 少し余裕ができるとお客様の動きを見て、何を求めているのかがわかるようになってきます。

 レジの上の方を見ている人はたばこの番号をチェックしており、たばこが欲しい人だとか、ホットスナックをチラ見しながらやってきた人はファミチキを買いがち、といったことが判明し、これがなかなか楽しい。「このお客様は何を買うかな?」と予想をしたりしていました。

コンビニの棚写真はイメージです Photo:PIXTA

 場所柄、夜のご商売の方々がたばこを買いまくるというお店の傾向が見えたり、インバウンドっぽい外国人のお客様に英語で接客したり、終盤はだんだんコンビニレジ業務を楽しめるようになってきました。

 公共料金の支払い処理も最初は戸惑いましたが一度、やり方を理解すれば問題なし。お店のハンコを支払い用紙にバシバシ押していくのは前からやってみたかったことなので、実際にできて超うれしかった!