機能面では、作業中に繰り返される「かがむ」「持ち上げる」などの動作に注目し、ミズノが持つダイナモーションフィット技術によってそれらの運動特性を分析し、運動負荷を軽減しながら引越作業の運業効率を損なわない設計を採用した。
“動く広告塔”で若年層にアピール
サカイ引越センターの立川睦史執行役員事業副本部長兼東日本本部長は「物流だけでなくさまざまな業種・業態で人手不足が叫ばれている。新ユニフォームは若者や多様な人材にフィットするデザインを採用した。また、視認性が高い黄色と黒を用いたことで“動く広告塔”となり、未来の社会を支える子どもたちがエッセンシャルな仕事の意義を認識する機会となる」と説明。
そのうえで「従業員の健康と安全を確保し、愛社精神を育みエンゲージメントを向上させる狙いもある。また、シャツのストレッチ性を向上し、長ズボンからハーフパンツに変更することで、作業効率向上と熱中症予防を実現する」と述べた。
説明の後にはファッションショーが行われ、サカイ引越センターの配達スタッフの中から選ばれた、優れた技術を持つ「引越マイスター」2人と現業講師4人が新ユニフォームを着用し、冷蔵庫やテレビなどの家財道具を持って登場。最後にはスペシャルゲストとして武井氏が新ユニフォームを着て登場し、会場を盛り上げた。
実際にサカイ引越センターでアルバイトをしていた経験があるという武井さんは「お金を稼ぎながら体力をつけたいと思って引越しの仕事を選んだ」と告白。階段がない高層マンションで荷物を運んでいたなど当時のエピソードを披露した。新ユニフォームについては「機能性が向上して発汗にも強そう。夏場の引越し作業は汗だくになって大変だが、クールで格好良く作業ができそうなイメージがある」と述べた。
その後、引越マイスター2人と武井さんによる3番勝負が行われた。まず引越用段ボールを組み立てて本を詰めた後に運ぶスピードを競い、次にシーリングライトの梱包の速度と美しさで勝負。最後に大型冷蔵庫の梱包と搬送の速度を競った。

