宅配ボックスはマンションや一戸建てに設置できるので(新しいマンションには設置されている場合もあります)、荷物の盗難だけではなく雨による破損も防ぐことができます。マンションであればタッチパネルで開閉可能だったり、一戸建ては南京錠やダイヤル錠などで開閉したりするものがよく設置されています。
自宅以外での受け取りを指定できる配送会社もあります。例えば、コンビニならいつでも荷物を受け取ることができ、盗まれることもありません。また、24時間いつでも荷物を受け取れる、独自のロッカーを用意している配送会社もあります。受取用バーコードや認証番号を使わないと開けられないため、荷物を盗まれることはありません。
便利な置き配を活用しつつ
盗難を防ぐための備えとは
置き配の荷物が盗まれるのを防ぐには、荷物が外に置かれている時間を短くすることです。そこで活用したいのが、配達状況がわかる通知サービスです。メールやSMSで、配達完了をリアルタイムで教えてくれます。在宅ならすぐに荷物を受け取れるので、盗まれることはほとんどありません。
荷物が盗まれるのを防ぎながら、万一に備えられるのが防犯カメラです。犯人を威嚇することにもなるし、万一盗まれた場合でも、録画された映像が犯人逮捕につながる有力な証拠になります。
置き配の荷物がなくなっているときの対処法も紹介しておきます。
まず配送会社に連絡し、配達が済んでいるかどうかを確認してください。置き配の場合、盗まれた責任は原則としてサービスを利用した人にありますが、何らかの補償をしてくれる場合もあります(補償するのは出荷元の場合もあります)。
例えばAmazonでは、置き配した商品がなくなったときは、再送や返金などの補償を受けることができます。
配送会社に連絡して荷物が配達済みのときは、警察に被害届を提出しましょう。
そこで重要な証拠になるのが、防犯カメラの映像です。置き配の指定場所が防犯カメラに映っている場合、その映像は証拠になる可能性があります。
マンションに住んでいる人は管理会社に連絡して、防犯カメラの映像を提供してもらえるかどうかを確認してください。