エネルギー動乱Photo:PIXTA

3月期決算の企業の2025年定時株主総会が集中開催されるのを前に、長期連載『エネルギー動乱』の本稿では3月期決算「以外」の電力・ガス上場5社(静岡ガス、京葉ガス、アースインフィニティ、エフオン、レジル)を対象として再任・新任の取締役33人に対する賛成率を集計した。ガス2社で明暗が分かれ、意外な会社のトップが下位に沈む結果となった。(ダイヤモンド編集部 土本匡孝)

トップは京葉ガス社外取締役の森氏
2位はレジルCFOの山本氏

 2024~25年定時株主総会の決議に関する臨時報告書を基に、ダイヤモンド編集部は再任・新任の取締役に対する賛成率をランキングにした。

 今回は6月期決算、7月期決算、12月期決算の電力・ガス上場企業(東京証券取引所による区分)が対象で、具体的には静岡ガス(プライム市場)、京葉ガス(スタンダード市場)、アースインフィニティ(同)、エフオン(同)、レジル(グロース市場)の5社の取締役33人が対象だ。

 結果の一部を紹介すると、トップは京葉ガスの社外取締役で公認会計士の森隆男氏で99.581%。2位は24年上場で関西電力、光通信などが出資するレジルのCFO(最高財務責任者)、山本直隆氏で99.56%だった。

 次ページで、取締役33人の賛成率ランキングを紹介する。共に地方ガス会社の雄である静岡ガス、京葉ガス、いずれも新電力系のアースインフィニティ、エフオン、レジルの各経営トップは何位に入ったのか?