業務(タスク)の書き出しで
汎用性のあるスキルがわかる
まず、これまでの業務(タスク)を細かく書き出してみることです。例えば1日のタスクを30項目以上に分類してみると、多くの業界で共通する雑用の仕事があることがわかります。
例えば、スケジュール管理、電話でのアポイント予約、売り上げ計上、経費一覧の作成、日報作成などは、秘書的な業務や旅行代理店、営業、経理などの仕事に生かせます。
もし美容メーカーの販売職に携わっていたら、その専門知識は、美容業界以外では、何に通用するか考えてみます。セールストークのために習得していた皮膚や健康に関する知識、ビタミン剤などの組み合わせなどの知識も書き出して分類します。健康管理アドバイザーを受講していたら、これも追加できます。
応募したい業種に必要な内容に関して、履歴書の中で特に強調して多めに記載していきます。「こういった業務内容は自分にもできる」ということをアピールして、新業界でも通用することを述べましょう。
転職したい業界で必要な資格を取得したり、講座を受講していると「本気度」もアピールできます。
今の中高年はなかなかリスキリングをしてこなかった世代ですので、採用する側も、実はそこまで資格に期待はしていません。講座を受講して修了証明書があるだけでも、学ぼうとしていることがうかがえるので、採用意欲に繋がります。
50代までの経験を生かせる仕事や、今注目の資格や講座を探し、転職に有利になるよう活用していきましょう。
