かっぱ巻き用のきゅうりを切る
「秘密兵器」とは?
続いて、いなり寿司作りを任されました。
シャリ玉が大量に乗ったトレーといなり寿司用の油揚げを渡され、油揚げの中にシャリ玉を入れていなり寿司にしていきます。パートさんにコツを教わり、その通りにやってみたのですが、やはり最初はなかなかうまくいきません。
油揚げを開きすぎてしまってちょっと端が裂けてしまったり、シャリを無理やり詰めようとして変な形になってしまったり……。うまくできなくて焦っているとパートさんが「ゆっくりでいいですよ」と声掛けしてくださり、落ち着いて作業するようにして精度が上がりました。
100個ぐらい作ったあたりでだんだんコツが掴めてきて、作業スピードも上がってきます。やっぱり数をこなすとなんとかなってくるもんですね。隣で海鮮丼を作っているパートさんに「いいですね。その調子!」と言われてうれしくなりました。
次はかっぱ巻き用のきゅうりの仕込みをお手伝い。在庫の段ボールからきゅうりを大量に取り出し、大きなザルに入れて水洗いします。300本ぐらいあるきゅうりをガサガサと洗うなんてもちろん人生初の経験。これだけでかなり面白いです。
その後、洗い上がったきゅうりの水気を切り、ヘタの部分を切り落とします。かっぱ巻き用に使うきゅうりは長さが決められているので、その基準を満たすようにヘタを切っていく必要があり注意が必要です。「◯◯cm」と長さの基準を示したテンプレートのようなものを参考にしながら作業を進めていきます。
続いてきゅうりを細く切っていくわけなのですが、ここで登場するのが「業務用きゅうり縦割りカッター」。上からきゅうりを入れて押すと、カッターの歯によってきゅうりが細長くカットされ、下から出てくるという機械です。
きゅうりの中央の芯の部分は取り除き、その他のカットされたきゅうりをトレーにどんどん入れていきます。「かっぱ巻きのきゅうりはこういうふうに作られているのか!」と新鮮な驚きがあり、夢中で作業しました。