
金利上昇や新NISAの追い風を受け、日本の個人金融資産2200兆円を巡る争奪戦が激化している。メガバンクや大手証券はデジタル技術なども駆使して顧客の囲い込みを本格化させ、異業種も巻き込んだ合従連衡を繰り広げる。営業の現場では旧来型の営業スタイルやキャリアパスが崩壊。特集『銀行・証券・信託 リテール営業の新序列』で激動の時代におけるリテール金融の「新序列」を明らかにし、その勝者と敗者を展望する。
#1 7月28日(月)配信
三井住友“オリーブ経済圏”拡大に三菱UFJが逆襲!「新リテール戦争」開戦で没落する負け組銀行はどこだ?
金利のある世界が到来し、日本のリテール金融は新たな戦国時代に突入した。長年の低金利下で「もうからない事業」とされてきた個人向けビジネスが、預金の重要性と共に一躍、成長戦略の主戦場へと変貌を遂げたからだ。三井住友フィナンシャルグループの総合金融サービス「Olive(オリーブ)」が先行し、三菱UFJフィナンシャル・グループなどが応戦の構えだが、総力戦に耐え切れずに没落必至の弱者も存在する。それは一体どこか。各社の戦力分析やランキングで解明する。
#2 7月30日(水)配信
三井住友FGの中島社長が明かす「リテールビジネス変革」の大構想、銀行と証券の垣根がなくなる!?

三井住友フィナンシャルグループ(SMFG)が展開する「Olive(オリーブ)」の快進撃は、単なるヒット商品の誕生を意味しない。中島達社長が目指すのは、オリーブを触媒とした「リテールビジネス全体の変革」だ。インタビューで中島社長が、銀行・証券・決済の縦割りを破壊し、顧客本位のサービスを再構築する構想を明かした。その全貌から、日本の金融が向かう未来を読み解く。
>>7月30日(水)配信
#3 8月1日(金)配信
野村HDが「100年の野望」で銀行ビジネスに本格参戦!メガバンク幹部の引き抜き攻勢で牙城侵攻へ

証券最大手の野村ホールディングスの起源は、1925年に大阪野村銀行の証券部が野村證券として独立したことにさかのぼる。それから100年後の今年、野村はバンキング部門を新設し、銀行ビジネスへの本格参戦を宣言した。その狙いは何か。現役幹部らへの取材を基に明らかにする。
>>8月1日(金)配信
#4~ Coming soon
近日公開予定
Key Visual by Noriyo Shinoda