評価も待遇も…
転職して感じた決定的な違い
今回のランキングでは、1位は日本マイクロソフト、2位は電通、3位はセールスフォース・ジャパンとなった。
業界別に見ると、「メーカー・商社」「IT・通信・インターネット」「コンサルティング」の3分野が20社以上を占め、特に上位10社のうち半数がIT企業であった。
以下のランクイン企業のクチコミからは、成果が待遇や評価に直結し、スキル・ノウハウ・人脈を持って入社したミドル世代が力を発揮できる環境が整っていることが分かる。
「成果重視のインセンティブになっているため、やる気のある人には素晴らしい環境です。仕事も裁量をもって大型の案件をけん引でき、専門性とリーダーシップを伸ばす環境が整っています。柔軟なリモート制度や研修資源もあるため、自分で成長をつかみ取ろうとすればチャンスが与えられる環境でもあります」(営業、日本マイクロソフト)
「プロジェクトごとにチームを組むため、体育会系で年功序列な要素が強かったが、ダイバーシティや成果主義の考え方が広まり、その文化は少しずつ変化していると感じた」(営業、電通)
「中途社員中心で即戦力が何より求められる実力主義の会社。成果を上げられる社員への待遇は非常に手厚く、報酬面でも最高クラスの金額が用意されています」(営業、セールスフォース・ジャパン)
「最近は転職市場が活発で他社や色んな業界から人が入っているので一概に言えないが、1人1人の個性やプロジェクトでの状況、ワークライフバランスを尊重する風土がある」(コンサルタント、アビームコンサルティング)
「社員一人ひとりの個性が非常に強く、多様なバックグラウンドや価値観を持つメンバーが多いことも特徴。そういう中で生きて残っていくには積極的に発言、行動していく姿勢が求められる」(海外営業、ソニー)
「個人を重んじる社風:一人ひとりの個性や価値観、多様なバックグラウンドを尊重し、社員が自分らしく働ける環境づくりを大切にしている。それぞれの強みや志向性に応じた業務のアサインやキャリア形成を支援しており、自律的に動ける方がより力を発揮できる風土だと感じた」(営業、リクルート)
「部署やポジションにもよるが、米国本社や他国のチームと連携して仕事を進める場面も多く、多国籍企業らしい多様性とダイナミズムのなかで自己成長を図ることができる。年功序列の概念がないので、若手や中途でも熱意と実力があればチャンスは広がる。逆にただ長年勤務しているだけでは給料は上がらない。中途採用への門戸も広く、業界内外から多様な人材が集まる反面、入れ替わりも激しい」(企業保険、AIG損害保険)