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2025年の日経平均株価は10月末に史上最高値を付けて以降、値動きの荒い展開が続いている。「高市政権の政策」「米国の利下げ」「AI投資」など強弱材料が混在する中、日本株は強さを発揮できるのか。特集『総予測2026』の本稿では、専門家8人に2026年の日本株の見通しを聞いた。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
26年度は8人全員が増益予想
5万円台定着から6万円視野も
専門家8人へのアンケートでは、2026年末の日経平均株価予想の平均値は5万3188円となった。25年12月1日終値と比較すると約8%の上昇率である。
最も強気なのはマネックス証券チーフ・ストラテジストの広木隆氏で、26年末の日経平均を6万円と予想している。
企業業績は8人全員が増益予想だ。影響を与える要因としては「高市政権への期待」や「企業変革」「米国の利下げ」をプラス材料として挙げる声が目立つ。
次ページでは、日本株のプロ8人による26年末の日経平均株価の予測のほか、予測の理由、高値・安値の水準や時期を公開。さらには株価に影響を与えるプラス要因やマイナス要因、「強気セクターやテーマ」「具体的な投資戦略」など実際に投資に役立つ情報も併せて掲載する。「株価水準」に関心が集まりがちだが、株式投資では複数のシナリオを想定しておくことが重要だ。同じ材料でも、見方によって強気の材料にも弱気の材料にもなる。専門家の考え方を知ることは、投資スキルのアップにもつながる。ぜひ26年の日本株投資の参考にしてほしい。







