なぜ、日本のテレビ局は不祥事を自浄できないのか?その答えは、特定の企業の問題ではなく、業界全体をむしばむ構造的な病巣にある。特集『高岡浩三の「企業の通信簿」』の本動画では、元ネスレ日本CEOの高岡浩三氏がフジテレビの騒動を例に挙げつつ、日本メディアが抱える「広告依存モデルの限界」と「ガバナンスの欠如」を鋭く分析する。
忖度が招く「組織の自滅」
日本メディアの限界と再生
フジテレビの不祥事で浮き彫りになったガバナンスの問題は、フジテレビだけに限ったものではない。他のテレビ局も似たり寄ったりである。日本のテレビ局では、欧米のグローバル企業には当たり前のように存在する“組織”が機能していない。
高岡浩三氏が社外取締役として関わった「AbemaTV」が躍進できた理由はなぜか。既存メディアが苦境にあえぐ中、ネットメディアはなぜ奮闘して存在感を発揮できたのか。
規制に守られてきた業界が、ネット全盛時代に生き残るために必要な「プロ経営者」の条件とは何か。テレビ業界のみならず、古い慣習に縛られたあらゆる日本企業の経営層に向けた、再生への処方箋。
高岡浩三(たかおか・こうぞう)
1960年生まれ。83年神戸大学経営学部卒業後、ネスレ日本入社。30歳で同社史上最年少部長に昇格。「キットカット」受験キャンペーンを成功させ、受験生の定番のお守りになるよう普及させた。2010年よりネスレ日本代表取締役社長兼CEO。オフィス向けの「ネスカフェ アンバサダー」を立ち上げ、新たな市場を開拓。20年3月、同社を退社。サイバーエージェント社外取締役。主な著書に『企業の通信簿』『ゲームのルールを変えろ』(ダイヤモンド社)、『ネスレの稼ぐ仕組み』(KADOKAWA/中経出版)、『世界基準の働き方』(PHP研究所)など。
1960年生まれ。83年神戸大学経営学部卒業後、ネスレ日本入社。30歳で同社史上最年少部長に昇格。「キットカット」受験キャンペーンを成功させ、受験生の定番のお守りになるよう普及させた。2010年よりネスレ日本代表取締役社長兼CEO。オフィス向けの「ネスカフェ アンバサダー」を立ち上げ、新たな市場を開拓。20年3月、同社を退社。サイバーエージェント社外取締役。主な著書に『企業の通信簿』『ゲームのルールを変えろ』(ダイヤモンド社)、『ネスレの稼ぐ仕組み』(KADOKAWA/中経出版)、『世界基準の働き方』(PHP研究所)など。






















