金融とコンサルに集中
実学志向を映す一橋大
一橋大の「就職先企業・団体」ランキングでは、1位が三菱UFJ銀行、2位がEYストラテジー・アンド・コンサルティング、3位がベイカレント・コンサルティング、4位が三井住友信託銀行、5位が三菱UFJ信託銀行だった。
金融機関とコンサルティングファームに集中しているのが、一橋大生の進路選択の最大の特徴だ。
上位の多くをメガバンク、信託銀行、証券会社、監査法人、コンサルティング会社が占めており、一橋大が伝統的に強みとしてきた経済、経営、制度分析といった実学志向が就職先にも色濃く反映されている。
三菱UFJ銀行は就職者数が21人となり、三井住友銀行やみずほ銀行を上回って単独首位に立った。法人金融や企画、海外部門などで一橋出身者の評価が高く、安定性とキャリアの汎用性を重視する学生の志向が就職者数に表れているのだろう。
コンサルティング業界では、EYストラテジー・アンド・コンサルティングとベイカレント・コンサルティングがともに20人で2位に並んだ。他にデロイトトーマツファイナンシャルアドバイザリー、アクセンチュア、アビームコンサルティングなども上位に入り、外資系、日系を問わずコンサル人気の高さが際立つ。財務や産業構造、企業実務に深く関与する仕事を志向する一橋生の姿勢がうかがえる。
三井住友信託銀行と三菱UFJ信託銀行がともに17人で上位に入っている点も注目される。不動産、年金、資産運用など専門性の高い分野を担う信託銀行は、制度理解や数理的素養を重視する傾向が強く、一橋大生との親和性が高い。農林中央金庫や日本銀行といった、公共性や制度色の強い金融機関に一定数が就職している点も特徴的だ。
一方で、ランキング下位にはNTTドコモ、東京海上日動火災保険、日本製鉄、東京都、野村総合研究所など、産業・インフラ・公共分野の企業・団体も並ぶ。人数は多くないものの、産業政策や公共性の高い分野で専門性を発揮しようとする姿勢が読み取れる。







