豪ドル円の水準には警戒感、史上最高値を超えてどこまで進むかPhoto:123RF

イラン紛争で世界的な物価高警戒が広がる
世界の利下げサイクルは終了

 世界的な物価高の落ち着きもあり、2024年夏ごろから日本など一部を除いた主要国は政策金利の引き下げサイクルに入った。ピーク時と2026年3月時点の政策金利水準を確認すると、米連邦準備制度理事会(FRB)は5.25-5.50%から3.50-3.75%へ、欧州中央銀行(ECB)は4.0%から2.0%へ、イングランド銀行は5.25%から3.75%にそれぞれなっている。

 こうした世界的な利下げサイクルは2026年に入っても続くと見込まれていたが、2月28日に始まった米国・イスラエルとイランとの衝突を受けて、状況が変わってきている。 イラン紛争の長期化による原油高が、世界的に物価を押し上げると警戒されており、利下げ継続のハードルが上がっているからだ。

 米国は年2回の利下げ見通しが大勢で、3回の利下げの可能性も見込まれていたが、今では年1回の見通しが大勢となり、年内据え置きの観測も広がってきた。同じく年2回の利下げが見込まれていた英国は、今年後半の利上げ見通しが出ている。