Photo:PIXTA
ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#15では、サービス業界の予測年収を独自に推計し、全65社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)
サービス業界の予測年収ランキング
1000万円超えはゼロ
人材サービスや教育、介護、清掃、警備、情報関連など、広範な事業を抱えるのがサービス業界だ。そのため、業績の特性や事業環境なども、企業によってさまざまだ。
サービス業界の中でも、特に高年収として知られるのがコンサルティングやM&A関連の企業だ。年収が1000万円を超えることも珍しくない。これらの事業や人材サービスについては、本特集の#4(『コンサル・M&A・人材業界「3年後の予測年収」35社ランキング【2026年版】1000万円超えは5社!5位シグマクシス、4位リクルートHD、1位は?』)を参照してほしい。
今回は、それ以外のサービス業界に属する企業を対象に、「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、2025年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。
具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。
コンサルなどは例外的に高給なものの、サービス業界全体を見ると、周知の通り年収水準はさほど高くない。今回のランキングでは、予測年収が1000万円を超える企業はゼロで、800万円以上が6社という結果となった。ただし、中には100万円以上増加する予想となっている企業も複数社登場した。
エムスリー、ダスキン、弁護士ドットコム、ベクトル、カカクコム、乃村工藝社、丹青社、セコム、ALSOK、CSP、早稲田アカデミー、ナガセ、東京個別指導学院、リソー教育グループ、日本ホスピスホールディングス、燦ホールディングス、キュービーネットホールディングス、MIXI、アイティメディア、インフォマート、UTグループ、GameWith……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。







