【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ#16Photo:Anadolu/gettyimages

ここ数年、物価高騰や人材不足などを背景に企業の高い賃上げが続いている。優秀な人材を獲得するためには、待遇改善が急務であり、企業による賃上げ競争の様相を呈している。そこで、ダイヤモンド編集部では、統計の専門家の協力の下、恒例となっている「3年後の予測年収」を刷新し、将来の年収を大胆予想。特集『【26年版】3年後の予測年収ランキング!全31業種1200社「賃上げ」有望企業はどこだ』の#16では、鉄・非鉄業界の予測年収を独自に推計し、全28社のランキングを作成した。(ダイヤモンド編集部 山本 輝)

鉄・非鉄業界の予測年収ランキング
800万円超えは12社

 鉄鋼業界が長らく苦境から抜け出せない。中国の鉄鋼メーカーの過剰生産による鋼材市況の悪化が逆風となっているほか、人口減少で国内市場の縮小も続く。

 日本製鉄は、2026年3月期の実力ベース事業利益を前期比21.9%減の6200億円と見込む。JFEホールディングスも、26年3月期の棚卸し資産の評価差を除く事業利益が1700億円と、前期から663億円減少する見通しだ。

 一方、非鉄業界では、金属価格の高騰を背景に業績を伸ばした企業も少なくない。例えば、住友金属鉱山は銅価格・金価格の上昇の恩恵を受けて、26年3月期の税引き前利益が前期比6.7倍の2090億円と飛躍的に増加する見込みだ。

 そんな濃淡ある鉄・非鉄業界だが、各社の将来の年収はどうなっているだろうか。ダイヤモンド編集部では、恒例となっている「3年後予測年収」の最新版を作成した。統計の専門家の協力の下、25年3月期までの実績値から、3年後となる27年4月~28年3月期の年収を大胆予想した。

 具体的には、年収が業績などに連動することを前提に、各社の公表資料を用いて重回帰分析による予測モデルを作成、アナリストによる業績予想のコンセンサスデータを当てはめて試算を行った。なお、業績予想は25年12月時点のデータに基づく。より詳しくは次ページを参照してほしい。

 今回は、鉄鋼、非鉄金属、電線などの金属製品を扱う鉄・非鉄業界28社のランキングを作成した。

 実は高年収企業も多い業界だ。予測年収が1000万円を超える企業こそ1社だったものの、800万円を超える企業は28社のうち12社にも上った。

 日本製鉄、JFEホールディングス、神戸製鋼所、大和工業、東京製鐵、住友金属鉱山、三菱マテリアル、三井金属、住友電気工業、フジクラ、古河機械金属、DOWAホールディングス、大同特殊鋼、日本軽金属ホールディングス……各社の3年後の年収はどれくらい増えるのか、あるいは減るのか。一挙に見ていこう。