Photo:PIXTA
解散命令後の二つの商社
独立と再統合の違い
三井物産は多くの独立企業を生み出した。一方、三菱商事は最終的に再び一つの器へ収斂した。戦後の財閥解体後、この二社がたどった道筋は対照的だった。
敗戦後、GHQは日本の財閥の弱体化を追求した。1947年に、三井物産と三菱商事にも解散命令が出され、両社はそれぞれ100社以上に解体された。
その後、三井系は多くの独立企業を生み、三菱系は再統合へ向かう。ここに、二つの商社の「個」と「組織」の差が鮮やかに現れた。
なぜ解体後の道程が違ったのだろうか。財閥本社との関係、人事制度、給与体系など説明はありうる。だが、ある財閥系商社の役員から聞いた話で最も印象に残ったのは、通信技術に着目する見立てだった。







