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巨大企業が並んだ上位層に対し、下位層には果たしてどんな顔触れが並ぶのか――。ダイヤモンド編集部が報酬、兼務社数、時価総額など六つの指標から独自試算し、1000点満点で社外取の実力を完全序列化。「全10821人」を網羅した実名ランキングは、生活に身近な有名企業から地域経済を支える地方銀行まで多種多彩な面々が混在する展開となった。特集『社外取10821人の全序列【2026最新版】熱狂バブルの落とし穴』の#3では、総合ランキングの後編として、5001~10821位の実名と総得点を一挙に公開する。(ダイヤモンド編集部編集委員 清水理裕)
「全10821人」の全序列を完全公開
ドトール、テレビ東京HDの社外取は何位?
コーポレートガバナンス(企業統治)改革の旗手として、社外取締役の存在感は高まる一方だ。東証プライム市場では取締役の3分の1以上を独立社外取にすることがほぼ標準となり、女性や外国人、元経営者、官僚OB、コンサル出身者、弁護士、会計士、大学教授などへの需要は強い。
中には、複数の上場企業の社外取を兼務し、年間数千万円の報酬を得る者もいる。社外取の求人市場は、いまだ「バブル」と呼ぶにふさわしい熱を帯びている。
だが、高額報酬に見合う働きを、社外取たちは本当に企業にもたらしているのだろうか。
本特集では最新データを基に、上場企業の社外取「全10821人」を対象とした複数の実名ランキングを作成。第1弾となる#1『最強の社外取締役は誰だ!【総合ランキング上位5000人】ソフトバンクG、日立、三菱UFJ…独自評価で「10821人」の最新序列を大公開』では、推計報酬額や兼務社数、企業規模など六つの評価軸を設定し、上位5000人の実名と総得点を紹介した。
今回はその後編として、5001位から10821位までの社外取5821人を公開する。
上位ランキングでは、トヨタ自動車、日立製作所、三菱UFJフィナンシャル・グループ、ソフトバンクグループ、東京海上ホールディングスなど、日本を代表する巨大企業のボードに座る社外取が高得点を得た。
一方、下位5800人に目を移すと、景色はがらりと変わる。ドトール・日レスホールディングス(HD)、ミニストップ、ジャフコ グループ、テレビ東京ホールディングス(HD)、ライフネット生命保険、東京製鐵、エスケー化研――。日本を代表する巨大企業が並ぶ上位層に対し、生活に身近な有名企業から地域経済を支える有力企業まで、多種多彩な顔触れが混在している。
その下位層において、今年も存在感が大きいのが地方銀行だ。下位5800人には、銀行・地銀グループ計43社、153人の社外取が確認できた。武蔵野銀行、百十四銀行、京葉銀行、東邦銀行、阿波銀行、岩手銀行、栃木銀行、筑波銀行、佐賀銀行、秋田銀行、清水銀行、東北銀行、宮崎太陽銀行、富山銀行、福井銀行、四国銀行、愛媛銀行など、地域金融を支える地銀の社外取がずらりと並ぶ。
地方銀行は、地域経済の要であると同時に、人口減少、貸出先の縮小、低PBR(株価純資産倍率)、再編圧力という厳しい課題を抱える。そうした企業の社外取に、どのような人物が名を連ね、どれほどの報酬を得ているのか。今回のランキングは、その実態を確認する材料になる。
このほか、下位ランキングには市場の注目を集めた企業や不祥事企業も登場する。例えば、昨年8月に消費期限の偽装問題が発覚したミニストップや、ビットコインの大量購入戦略で話題を呼んだメタプラネットなどだ。後者は一時、時価総額1兆円を突破したものの、その後のビットコイン価格の急落で株価が暴落している。
また、横浜の名門ホテルニューグランドをはじめ、書店チェーンの文教堂グループホールディングス(HD)、焼き鳥居酒屋などを展開するヴィア・ホールディングス(HD)、進学会ホールディングス(HD)、トップカルチャー、夢みつけ隊といった顔触れも下位に並んでいる。
下位ランキングは、決して「無名企業リスト」ではない。むしろ、上位の巨大企業ランキングだけでは見えない、地域企業、中堅上場企業、小型株、低PBR企業、新興企業の社外取の実像を映している。
それではランキングを見ていこう。次ページでは、調べたい社名や氏名のほかに、「銀行」「証券」「ホテル」といったキーワードを入力することで検索ができる。あなたの会社や取引先の社外取は何位にいるか、ぜひ確認してみてほしい。







