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1%への利上げで見えてきた
1年後の中立金利到達
日本銀行は6月15、16日の金融政策決定会合で、政策金利である無担保コールレート(翌日物)の誘導目標を1.0%に引き上げた。
これは1995年9月以来31年ぶりとなる水準であると同時に、日銀が推定する中立金利のレンジ(1.1~2.5%程度)の下限にほぼ到達したことになる。
昨年12月の金融政策決定会合で0.75%への利上げを決めた時の日銀の発表文では、「実質金利がきわめて低い水準にある」という現状認識が示されていたが、今回は「金融環境が緩和的である」という認識に修正されている。
政策金利は、中立金利に完全に到達したわけではなく金融政策はまだ緩和的だが、実質金利のきわめて低い水準を脱して中立圏に入ってきたという解釈が可能だ。
今後も、金融政策運営の基本姿勢は、経済・物価見通しの達成確度が高まっていくことを確認しながら利上げを行い、中立金利に到達させるということで、これまでと変わりはないが、ここから先の追加の利上げは、中立金利到達のゴールを探っていくプロセスとなり、一回ごとの利上げが、経済・物価や金融市場、金融機関の貸し出し状況などに及ぼす影響の事後チェックに、より重点が置かれることになろう。
筆者は、これまでの利上げペースから考えると、今年12月か来年1月の金融政策決定会合で1.25%への利上げ、来年6月か7月の会合で中立水準となる1.5%への利上げが基本シナリオと考えている。







