26年 給料ランキング#20Photo by Shintaro Iguchi

工場の生産ラインを支える産業用ロボットやセンサー、制御機器は日系メーカーの存在感が大きい分野だ。消費者が製品を目にする機会は少ないが、実は高収益、高待遇な企業が多い。特集『給料ランキング2026』の本稿では、ファクトリーオートメーション(FA)・ロボット業界主要8社の最新の給与ランキングを公開する。(ダイヤモンド編集部 井口慎太郎)

ロボット需要は3年ぶりに回復したが
最重要の「自動車」の設備投資はなお停滞

 工場の生産ラインを支えるセンサーや制御機器、産業用ロボットにおける日系企業の存在感は大きく、日本勢は産業用ロボットの世界シェアの4割弱を占めるとされる。

 日本ロボット工業会によると、2025年の産業用ロボットの受注額は前年比25.7%増の1兆0456億円、生産額は同21.0%増の9453億円となり、いずれも3年ぶりに増加した。人工知能(AI)・半導体関連投資や自動化需要が、停滞していたファクトリーオートメーション(FA)市場を再び活性化させているのだ。

 ただし、FA・ロボットメーカーは全面的な好況にあるとはいえない。最大級の顧客である自動車業界では、電気自動車(EV)増産投資が鈍化したことなどから、部品メーカーを含めて設備投資の延期や再検討が続いた。自動車向けFA機器需要の本格的な回復はこれからだ。

 こうした要因もあり、安川電機の26年2月期は、売上高に当たる売上収益が前期比0.8%増の5421億円となった一方で、営業利益は5.7%減の473億円だった。ロボット事業は売上高が4.0%増えたものの、営業利益は14.0%減っている。

 ダイヤモンド編集部は、キーエンス、ファナック、横河電機、ダイフク、三菱電機、オムロン、安川電機、SMC――の主要8社の有価証券報告書を基に平均年収を集計した。

 次ページでは最新ランキングと直近5期の推移を明らかにし、年収の変化の要因に迫る。