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AI関連半導体株の調整、急速な円高で大きく下落した日本株は、企業業績の堅調さを背景に回復局面へ入った。AI投資の収益化も確認され、過度な懸念は後退している。今後は半導体関連に加え、銀行、機械、重工業、総合電機などへ物色の裾野が広がりそうだ。(UBS SuMi TRUSTウェルス・マネジメント ジャパン・エクイティ ストラテジスト 小林千紗)
株価回復局面ではAI関連以外にも
物色の裾野が拡大
日本株は過去1カ月余りの間、グローバルなAI関連半導体銘柄の調整、中国半導体企業の台頭による需給悪化懸念、そして急速な円高進行というトリプルパンチに見舞われた。
日経平均株価はピークから最大15%、TOPIX(東証株価指数)は同4%下落したが、その後株価は底打ちし、日経平均株価は6月22日の高値まであと5%程度の水準まで回復した。一方、TOPIXは過去最高値を更新している(8月14日執筆時点) 。
企業業績は引き続き力強く、日米のマクロ環境も堅調である。今回の株価下落は、業績悪化ではなく過熱感の調整という側面が大きかったと考える。そのため、中長期投資家にとっては有望銘柄を見直す好機と捉えている。また、今後の株価回復局面では、AI関連銘柄以外にも物色の裾野が広がるとみている。
次ページでは、日米の企業業績、為替動向などを分析しつつ、今後有望なセクターを検証する。







