外食バトルロイヤルPhoto by Yuiki Okusa

かつての回転ずし業態の王者である「かっぱ寿司」の凋落が止まらない。カッパ・クリエイトが発表した2026年度第1四半期決算では、4年ぶりの営業赤字に沈んだ。同業他社が活況を呈する中、なぜかっぱ寿司だけが取り残されているのか。連載『外食バトルロイヤル』の本稿では、専門家の証言と客観的データから、かっぱ寿司が陥っている悪循環の正体を明らかにする。(ダイヤモンド編集部 大日結貴)

かっぱ寿司が4年ぶり第1四半期営業赤字
他社と広がっていた決定的な格差とは

 かつての回転ずし業態の王者、「かっぱ寿司」を運営するカッパ・クリエイトの2026年度第1四半期決算は、4年ぶりとなる7億0700万円の営業赤字に沈んだ。売上高も前年同期比2.4%減の177億5100万円と苦戦。同業他社が活況を呈する中で、かっぱ寿司だけが赤字を計上する“独り負け”の状態にあることを浮き彫りした。

 かっぱ寿司が直面している業績悪化は、月次データでも顕著に表れている。既存店売上高と客数が、共に24年12月から14カ月連続で前年割れを記録。80%台も散見されるほどだ。

 もっとも、財務諸表をつぶさに分析してみると、実は4期前から今の凋落につながる予兆が見え始めていた。その予兆はどこに表れていたのか。そしてその原因は何か。次ページで詳しく解説していく。