アイデアを生み出す3つめの指針とは?

 そして最後が(3)「違う『結果』を考える」
 これはもう少し簡単で、みんなと同じ山を、みんなと同じルートで登る。でも、登頂の結果がみんなと違う。具体的には、みんなが1000メートルまでしか登れなかったところを、自分だけは1100メートルまで登るわけです。特に学術論文の場合、実験結果が従来よりも更新されているだけで一定の評価を得ることができます。

 さて、この「テーマ」と「方法」と「結果」のどれかひとつでも新しいものがあれば、それなりの論文になります。そして3つ全部が揃っていたら、完璧です。間違いなく学会賞モノの研究でしょう。

 みんなと違うことをやろうとするとき、闇雲にめちゃくちゃなことをやるのではなく、「テーマ」と「方法」と「結果」の3つを軸に考えるようにしましょう。

次回は8月22日更新予定です。


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