あなたの企画を10倍通りやすくする
企画書作りの秘策とは?
あなたの企画を10倍通りやすくする方法。それは、ひとつの企画に対して、3種類の企画書を用意する、というものです。
1. 簡潔かつ論理的にまとめたもの=理路整然とした理詰めのアプローチを好む人用
2. 街の声や企画の道義的目的といった情に訴えるもの=感情で動く人用
3. 検証結果や統計グラフといった数字に重きを置いたデータ=データ至上主義の人用
同じ企画についてこの3種類を用意しておけば、相手がどんなタイプであってもまず間違いなく対処が可能です。
理詰めの人に分厚いデータ資料集のような代物を渡したところで、「こんなの読んでいる時間なんてないよ」となるのがオチ。ですから、そういう人には1. の簡潔パターンを見せればいい。
福山のようにデータが多いほど、企画書や資料が分厚いほど「仕事ができるヤツ」と思うタイプには、最初から3. のデータ至上主義人用の企画書を見せる。
反対に、半沢のように「人」を見るタイプの人情派には、ストーリーが感じられる企画書を提出し、プレゼンでもそこに重きを置いたほうがいいでしょう。
企画書を相手のタイプ別に3パターン用意するのですから、当然手間はかかります。しかしその分、相手に読んでもらえる確率は格段にアップし、成功率も高まります。結果、仕事の成果がグングン上がり、あなたの評価もうなぎのぼり、というわけです。
相手の個性やキャラクターを予想して、その思考方法に合わせてアプローチの方法を考える。これもメンタリズムの極意のひとつなのです。
さて――。
伊勢島ホテルをめぐる半沢の戦いも、そろそろ大きな山場を迎えそうです。半沢、大和田、黒崎、羽根……彼らの心理バトルもますますヒートアップしてくるのでしょう。当然、メンタリストとしても分析し甲斐のあるシーンが満載の予感です。ドラマはもちろん、こちらの連載の次回もぜひご期待ください。
次回は9月17日更新予定です。