とはいえ、ペットショップに入った途端、臭かったり、汚かったりすれば、当然、客からクレームが入る。それでも、

<管理者のいない店舗はほとんど、アルバイトかパートしかいないので、(自分たちに)責任はないと思っているようです>

 1店舗当たりのペットの死亡は、年に約2頭から4頭程度。感染症や管理不行き届きで脱水などを起こしたことが主な原因だという。

<これは、やってはいけない行為ですが、スタッフがワクチン注射などを行って、処置する場合がほとんどです。専属獣医は定期訪問のみですから…>

<お客様に感染症が発症した生体を販売した場合は、医療保険加入を必須にしていますので、保険で賄っているような状況です>

 もちろん、これはA氏が勤務していた当時、たまたま見聞きした企業の一部の店舗での話だ。

 ただ、いまも現場のスタッフによる飼育環境にまで目が行き届かず、チェック機能が働いていないとしたら、どこかで是正していかなければいけない。

<そうした不衛生な店舗では、店長不在。マネージャーは社員の女子に手を付けて、お泊まり遊び……。いやはや……です。真面目に店舗運営している所もありますが、それもある一部でしかありません。顧客のために店舗を運営しているなんて、お笑い種です>

 信じられないような現場の状況が思い浮かぶ。

横暴でもない、暴言も吐かない社長の
“ブラックな経営実態”とは

 そして、社員の雇用環境についても、こう明かす。

<社長は、横暴で暴言を吐く、などということはありません、気に入らなければ、飼い殺しか、辞めるように仕向けるだけです。お気に入りの人には、昇給などがあります。勤務評価などはなく、社長の独断と、(マネージャーなどの)誰かの評価で、昇格します。企業ではなく、個人の持ち物となっているのが現実です>

 真面目な店舗では、店長が「お客様のためを思って運営している」という。ところが、販売頭数の売上が上がらなければ、真面目にやっていようとも、失脚する。