こんにちは。

 今回は、コンピュータの歴史を紐解きながら、今何が起きていて、経営者やビジネスの前線におられる方々が、なにをしなくてはいけないのかを紐解いてみたいと思います。

 コンピュータの歴史は、1947年にAT&T研究所がトランジスタを発明し、演算エンジンを真空管からトランジスタに変えたところから、歯車が加速をはじめました。

1960~70年代
IBMがビジネス分野でコンピュータを普及させた

 1952年には、IBMが科学計算用の大型コンピュータを発表します。1954年、アクセンチュア(当時はアーサーアンダーセン)が、世界で初めて、商用にコンピュータを使い始めます。

 1964年にIBMが、以降の同社の全てのオペレーティングシステム(OS)の基礎である、「システム360」(これ1台で全部できる、360度どっち向いてもすごい、ってことのようです)を発表し、80年代までの「巨人」としての地位を決定付けるとともに、いよいよ、コンピュータが実際のビジネスと結びついていきます。

(IBMの初代社長トム・ワトソン・ジュニアを描いた「トム・ワトソンの息子」という本では、IBMが昔は[または正確に言うと当時から]「営業」の会社であったことがよくわかります。事実トム自身、「世界一偉大なセールスマン」と言われていました。)

 この4年後の1968年、インテルが誕生します。設立者の一人は、あの有名な「ムーアの法則」のゴードン・ムーアです。

 1975年には、ビル・ゲイツがマイクロソフトを設立、BASICというコンピュータ言語とMS-DOSというOSを武器に、以降IBMと組む形で、飛躍していきます。

 翌1976年、スティーブ・ジョブスがアップル・コンピュータ(後のアップル)を設立、ジョブスは、オフィスで使用されるコンピュータではなく、家庭で使用されるコンピュータを目指し、初号機(Appl-01)を、今で言う「街の電気屋さん」で、売り始めます。映画「ジョブス」をご覧になった方はよくご存知だと思いますが、ジョブスは、家庭にコンピュータが置かれる時代を予測し、その実現の牽引者になろうとしていたのだと思います。

 1983年には、TCP/IPというインターネットのためのネットワーク方式が開発され、世の中がインターネット時代へと突入します。

 1984年、アップルは、グラフィックを活用したOS(今のWindowsのようなもの)を使用した初めてのPC「マッキントッシュ」を発表し、広告代理店などの「画像」を職業とする業界を除き、家庭に、そのマーケットの主な「場所」を求めていきます。