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SNSでのいじめや犯罪から子どもを守る
親子で使う危険ワードの自動検知アプリ「Filii」

吉田由紀子
2014年10月29日
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 例えば、LINEで友人のAくんから「消えろ」と言った単語を含んだメッセージが届いた場合、以下のようなアラートが届く。

アラートは、チェックカテゴリ、検知日付、やりとり対象、危険単語、危険度で知らされる

 「チェックカテゴリ:悪口」「やりとり対象:A(スマホLINE)」、「注目単語:消えろ」、「危険度:中」(危険度は低中高の3段階で表示)

 どういった相手とつながっているのか。SNS上のつながりを把握し、可視化もする。交流状況から仲の良さを推測し、子どもの交流相手として妥当かどうか判断する材料にもなる。例えば、女子中学生が親の知らない30代の男性とSNSでつながっている。こんなケースもFiliiで確認ができる。

 こう書くと、プライバシーが筒抜けになってしまうのでは?子どもを監視することになるのでは?そう心配する声もあるが、Filiiが表示するのは、あくまでも「危険ワード」「やりとり対象」「検知日時」「危険度」のみ。やりとりの原文は運営側も一切見ることができない。監視ではなく、危険の芽を親子で共有していくのが目的である。

 6月のリリース以降、保護者や教育関係者からの問合せが続いており、すでにユーザーは1500人を超えている。

 「PTA関係や学校担当者、校長先生などからの質問が多く、教育現場での注目度が高い状況です。学校や教育委員会へのヒアリングでも、問題の多くはSNSやLINEなどのクローズドな環境で起きており、手が出せないということが共通の問題になっているからです」と話すのは、Filiiの開発にあたったエースチャイルドの西谷雅史氏。

 SNSのやりとりでも、特に未成年犯罪の温床になっているのが、外からは見えないDM(ダイレクトメッセージ)だ。悪意を持つ第三者とつながってしまい、DM経由で個人情報を漏らしたり、誘いに乗ってしまったりするケースは後を絶たない。また、ネットいじめも第三者が覗けないDMで起こるケースが大半である。Filiiはこの問題を解消することにも注力している。

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