理想の本棚の条件とは?

本棚で重要なのは、

・見やすいこと
・2割の余白があること

 である。
本が見にくい本棚は機能しない。
並べた本のタイトルが見えないようでは、本棚としての意味がない。

 一方で、見やすいだけで本棚は力を発揮する。スッキリと並んだ本の背のタイトルを眺めているだけで、新しい発想が生まれそうに思えてくる。読まずに置いたままになっている積ん読本も、いつか読むのが楽しみになってくる。
 見やすくすることを最優先にして本を本棚に並べると、本以外のものも見えてくる。それは、現在の自分の興味が何で、どれくらいの知識をもっているかということだ。
混沌としているはずの自分の頭の中身を、可視化できるのだ。それが目に見えると、「次はこのジャンルを強化しよう」「もうこの分野を読む必要ないな」などと思いつく。

 機能的な本棚の第一歩として、まず、勇気と決断力を持って、本棚に入れる本と入れない本の選別をしていこう。
 誰の本棚にも、必要のない本はある。面白くなかった本、期待外れだった本などだ。高価だったことなどを理由に捨てられない本もあるだろう。こういった不要な本は、あなたと世の中が変化し続ける限り、毎日出てくるといっていい。