あなたは「交渉がヘタ」と悩んでいないだろうか。しかし、心理テクニックさえ身につければ、誰でも思い通りに相手を操ることができる。この連載では、演習問題を多数出題し、交渉力を高めるコツを紹介していく。
Q:あなたが売り込みをかけたいと思っている、非常に魅力的な会社がある。その会社での交渉で、競合会社より優位に立つためには、どのような心がけで行動するのがよいだろうか。以下の選択肢から適当なものをひとつだけ選べ。
(1) 企画書やサンプルを出すとき、競合会社の2倍は出すようにする。すなわち、相手が10個のサンプルを用意しているなら、こちらは20個のサンプルを準備する。
(2) 企画書やサンプルを出すとき、競合会社の3倍は出すようにする。すなわち、相手が10個のサンプルを用意しているなら、こちらは30個のサンプルを準備する。
(3) 企画書やサンプルを出すとき、競合会社より10分の1だけ多く出すようにする。すなわち、相手が10個のサンプルを用意しているなら、こちらは11個のサンプルを準備する。
(4) 企画書やサンプルを出すとき、競合会社と同じ数だけ用意する。
(5) 企画書やサンプルを出すときには、競合会社のことを考えていてもしかたがない。とにかく自分なりの準備ができればそれでよい。