クラファンサイトは
お金が集まる「魔法のサイト」なのか?

 このように、クラファンサイトはお金が集まる「魔法のサイト」ではないのです。クラファンサイトにプロジェクトが掲載されたからと言って自動的にお金が集まるものではありません。「お金を集めることができる」サイトなのです。お金を集める「ツール」として活用できるのです。

 したがって、ルービンさんのいう通り、「最低限1/3は自分で集めてこなくてはいけない」のがクラウドファンディングの「法則」となります。この法則は、特に目標金額を設定するときに大切になってきます。

目標設定のための
「支援者リスト」の作成してみよう

 このように目標金額を設定する場合の要素の一つとして「自分でいくら集められるか」と言うことが大切なことがわかりました。特に高額の目標金額を設定する場合は、とりわけこの法則が重要になってきます。

 この法則を実行するためには「支援者リスト」を作成してみてはいかがでしょうか。作り方は簡単です。まずは、紙やエクセルシートなどに「自分の直接の友人にお願いした場合、いくら集まるか」を書き出してみましょう。「誰が」「実際にいくら位お金をだしてくれるのか」というリストを書きだすのです。このことにより、「自分でいくら集められるのか」という目標を明確にすることができます。

 もし、「支援者リスト」で目標金額の1/3の金額が集められない場合は、成功する確率は残念ながら低くなるでしょう。その場合は、設定額を下げるか、もしくは、事前の仕込みなどをしっかり行い支援者数をプロジェクトの開始前に増やす努力が必要となってきます。

参考文献:Tips From Indiegogo’s CEO On How To Succeed When Crowdfunding Oct 29, 2013 by Greg Kumparak techcrunch http://techcrunch.com/2013/10/29/crowdfunding-tips/
邦訳「IndiegogoのCEOが教える、クラウドファンディングで成功するためのヒント集」