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「ハンダ女子」現役大学生も参戦!
IoTハッカソンで披露されたクラウド活用アイデア

完成度の高さ、発想のユニークさに
審査員も大いに悩む

チーム「Dynamon」のプレゼンの様子。実際に自転車を持ち込んでデモを行った

 さて、5つのチームは6月2日に最終プレゼンを行い、各チームがスポンサーや専門家などの審査員の前でそれぞれの作品を披露した。このハッカソンでは、最優秀賞である「インテル賞」をはじめ、提供スポンサーの7つのアワードが用意されていた。大賞を受賞すると、8月に行われるものづくりの祭典「Maker Faire Tokyo 2015」のインテルブースに出展できるとあって、各チームとも最優秀賞目指して力の入ったプレゼンとなった。

 普段は会社員をしている人がほとんどなので、休日を使い、睡眠時間を削り、徹夜で作業を行う場合もあるというが、それでも間に合わず、当日の発表ぎりぎりまで作業を続けていた。プレゼンでは予期せぬトラブルに泣いたチームもあったが、さすがに難関を勝ち抜いた5チームだけあって、アイデアの斬新さは甲乙つけがたい出来だった。

 選考の結果、「インテル賞」をはじめ、「NTTドコモ賞」「オムロン賞」の計3つの賞を受賞したのは、チーム「Poly'sFactory」。顔認証を使ってロボットをより身近に感じられるサービスを開発した。これからますますロボットという存在が注目されていくなか、可愛がっていたロボットが壊れたらどうしようとなったときに生かされる、未来の問題解決につながるものづくりを行ったということでの受賞だった。

 続いて、「DMM.make賞」と「AWS賞」を受賞したのは、電源コンセントに課金するアイデアが光ったチーム「クリッキー」。DMM.make AKIBAでは、彼らを全力で支援するとのコメントが聞かれるなど、実際に製品化が検討できるほどのアイデア、ビジネスモデル、そして試作品の完成度の高さが評価された。

「Dynamon」はmacnica賞、Twilio賞をダブル受賞

 そして、我々が密着したチーム「Dynamon」も、見事「マクニカ賞」と「Twilio賞」の2つの賞を受賞した。惜しくも最優秀賞は逃したが、2020年の東京オリンピックに向けての新たなインバウンドビジネスにつながることが期待できる企画で、盗難など緊急時に役立つ。プレゼンも情熱的だったとの評価が聞かれた。

 審査員の代表から「どのチームもクオリティが高く選定に困るぐらいだった」という声が聞かれるほど、参加者たちのレベルの高さが強く印象的に残った。今回のハッカソンでは、IoTでは物体としてのモノづくりだけでなく、ソフトウェアの作り込み、さらにシステムとしての提案が非常に重要であることを改めて感じた。

最終選考に残った5チームはどれもレベルが高く、なかには本当に商品化できそうな完成度のものもあった

(取材・文/高橋ちさ、ダイヤモンド・オンラインIT&ビジネス 指田昌夫)

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