一日も早く首がすわるためには?
生まれたばかりの赤ちゃんは、よく眠ります。一日のうち18時間も眠っています。1回に目覚めている時間は短くて、授乳時以外は1回に3~5分ぐらいです。起きているときの赤ちゃんのできることは、わずかです。
泣くか、くちびるにふれるものに吸いつくかぐらいです。
外からの刺激に、生まれつきそなわっている反射で応じることしかできないのです。
●吸う反射――くちびるにふれるものに吸いつき、吸いつづける
●把握反射――手をかたくにぎりしめている、指をひらいても、すぐにぎりしめる
●瞬目反射――目に息を吹きつけると、目を閉じる
この第1期(反射期、誕生から1ヵ月半くらいまで)の赤ちゃんが、自分から外の世界に積極的に働きかけることは、ほとんどありません。心とか知能といったものを、はっきり認めることはできません。
この時期の育児の目標は、一日も早く首をすわらせることです。
赤ちゃんをうつむけにして、頭をもち上げ、外の世界を見ることができるようにすることです。