iPhoneの満足度を超える端末は?

 端末についてはiPhoneの満足度が高く、これはiPhoneがマーケットに登場して以来ずっと続いている傾向です。

 iPhoneユーザーが多い(iOSのシェアが大きい)のは、日本のスマホ市場の特徴です。世界的に見れば、Androidがシェアの7、8割を占める国が多いなか、日本ではシェアが拮抗しています。本調査結果を見ると、iPhoneでは次回も同じ機種を「ぜひ使いたい」と考えているユーザーが多いことが分かります。その割合はスマホユーザー全体の平均は38%であるのに対し、iPhoneユーザーは50%にのぼります。

 アンドロイド端末は総じてiPhoneに比べ満足度は低いのですが、アンドロイド端末の中にも満足度の高い端末がありました。例えば、XperiaZ3です。iPhone6と比較すると、XperiaZ3のほうが満足度は高く、特に、デザイン、形、色などの「スタイル・外観」やカメラの画質、バッテリーの持ち、故障・不具合の少なさなどの「性能」が評価されていました。

 続いてiPhoneユーザーの特徴に目を向けると、調査時点(調査実施時期は2015年7月)の最新機種であった4.7インチのiPhone6と5.5インチのiPhone6 Plusでは主なユーザー層が異なっていました。

 iPhone6ユーザーは20代が多く、iPhone6 Plusは40~50代が多いという傾向にあります。40~50代といえば年齢による視力低下を感じる人が多くなる年代。画面が大きいほうが見やすく、使いやすくなることから、この年代に受けているのかもしれません。

 男女比では、iPhone全体として女性のユーザーが多いのですが、iPhone6 Plusは男性比率が大きいという特徴があります。言い換えれば、女性はサイズが小さいiPhone6を選ぶ傾向にあります。すべての女性がそうとは言いませんが、片手での操作や、荷物をできるだけコンパクトにしたい女性にとっては、サイズが小さいほうが使い勝手がよいのかもしれません。9月25日に最新のiPhone6sとiPhone6s Plusが発売されましたが、最新機種でも同様の傾向が表れているのではないかと推測しています。

 満足するポイントは人それぞれですので単純にどの機種がよいとはいえません。ただ、機種選択で迷ったときには、主なユーザー層と自分の年齢・性別を照らし合わせてみたり、使用するシーン、用途、持ち運ぶ機会などを具体的にイメージしてみると、自分にあった電話機を選びやすくなるのではないでしょうか。

<調査概要>
J.D. パワー アジア・パシフィック
「2015年日本携帯電話サービス顧客満足度調査」
当調査は、全国10地域(北海道/東北/北陸/関東/東海/関西/中国/四国/九州/沖縄)における携帯電話の個人利用者(16~64歳)を対象に携帯電話サービスの満足度を明らかにするものである。17回目となる今回は2015年7月にインターネット調査を実施し、総計3万1200人から回答を得た。