このような考えで、数字の0から9までの形に似ているものを探し、数字にそのイメージを割り当てます。

 私が考えた例を挙げると、

 0……ボール
 1……煙突
 2……アヒル
 3……耳
 4……ヨット
 5……鍵
 6……象の鼻
 7……ハンマー
 8……雪だるま
 9……おたまじゃくし

 などがイメージとして出てきます。必ずこのイメージにしなければならないということではありません。単なる例です。皆さんが似ていると思いついたものならなんでも良いのです。

 次にこのイメージを使って数字をどういう風に覚えるか、ご説明します。

 それは「ストーリー法」という記憶の手法を使います。名前の通り覚えるものをストーリーにして繋げて覚えるという方法です。

 この手法を使い、例えば「6071」という数字を覚える場合はどうするか。それぞれの数字から変換したイメージをストーリーにして、頭の中に思い浮かべるだけでいいのです。

 私が作ったイメージを使ってストーリーを作るとすれば、「象の鼻(6)に弾かれてボール(0)が飛んできたのでハンマー(7)で打ち返したら煙突(1)を破壊した」などと、作ることができます。

 このストーリーを頭の中で経験することによって、数字自体で覚えるよりはるかに強く記憶に刻まれることになるのです。数字に戻すときはストーリーを思い出してその中に出てくるアイテムを数字に戻せば順番通りになります。

 しかし、これには欠点があります。簡単にイメージ化ができて便利な方法なのですが、数字の形からはイメージが生まれにくいためです。例えば、2桁の数字の形を組み合わせて何かのイメージに当てはめることは非常に困難ですよね。ですから、この方法でイメージ化できる数字は現実的には1桁が妥当だと思われます。そうすると長い桁数の数字を覚える時には、ストーリーの中に何度も同じイメージが登場してきてしまい、混乱してしまうので不向きなのです。