電話のかけ方や接し方を教えないと、社会の一員にはなれない。コミュニケーションレベルが上がってしまったのではないかというのだ。

 視聴者からも「過剰過ぎる。ホント疲れる」「コミュニケーションって概念に圧力かけさせすぎ」などと、書き込みが入っていく。

 社会を見回せば、能力よりも要領のいい人が出世していく。逆に、コミュニケーションの下手な人は、実力とは関係なくソンする事も少なくない。日本が「コミュニケーション至上主義」の社会になっていることも、多くの引きこもりを生みだし、社会復帰を妨げる背景にあるといえる。

 ひろゆき氏はここで、身近で働くアスペルガー障害を持った人が、プログラマーとしては非常に優秀だったのに、サーバーがアダルトサイトにアクセスしてしまい、警察に逮捕された話を紹介した。彼は誤解を解こうと一生懸命説明するものの、話がシドロモドロのため、理解できない警察は23日間勾留。出てきたときには会社を解雇され、家賃も払えなくなって、ホームレス寸前にまでなったという。

 話上手な人が、社会で上手く立ち回る一方で、コミュニケーション能力に難があると生きにくい、いまの日本を象徴する話だ。

「僕も電話が苦手なんですよね。他人に電話するのが嫌いで、電話発信はほとんどしない。相手の人が忙しそうだから、そこに割り込むのが嫌なんです」と、ひろゆき氏も明かす。

 電話は、相手の顔が見えないだけに、実際に会うより緊張するという人も少なくない。

 自分のことや政治、経済などの真面目な話ができても、世間話が苦手という点も、引きこもり系の人たちに共通する傾向だ。世間話は、話題をふって相手に興味を持たせなければいけない。ニーズを理解しながら話すのは、高度なテクだ。そんな話をすると「めっちゃ、わかる」という反応が多かった。