ストレスをやわらげる食材とは?

 では、ストレスをやわらげるためには、甘い物ではなく、何を口にするといいのでしょうか。

<ビタミンC>

 ストレスを感じると、副腎皮質からコルチゾールという抗ストレスホルモンが分泌されます。このホルモンはビタミンCを多く消費するのでストレスを感じるとビタミンC不足になります。ビタミンCは野菜、果物、芋類に多く含まれています。

 しかし、ビタミンCは非常に不安定な栄養素なので、加熱調理や水、空気にも弱い性質があります。おすすめなのは、生で食べられる果物で摂取することです。キウイフルーツやオレンジ、グレープフルーツ、いちごなどに多く含まれているのでストレスを感じやすい方は、これらでこまめにビタミンCを補給するようにしましょう。水ではなくレモン水(水にレモンの果汁を絞って入れたもの)を水分補給に活用するのも手軽でおすすめです。

 またストレスを感じるとタバコを吸う回数が増えてしまう方も多いようですが、タバコを1本吸うとビタミンCがなんと25mgも消耗されるといわれています。1日のビタミンCの摂取推奨量は100mgなので4分の1の量がタバコ1本吸うごとに消耗されてしまいます。ストレス解消のためにと吸っているタバコが余計にストレスを助長することも覚えておきましょう。

<タンパク質>

 前述したように、タンパク質を原料として伝達物質が作られるので、毎食欠かさずタンパク質を多く含む肉、魚、卵、豆腐や納豆などの大豆製品を食べることが大切です。摂取目安量は、毎食握り拳くらいのタンパク質を摂ることです。タンパク質は体重によって必要量が変わってくるため、1食につき生の状態で自身の片手のひら(指含まない)分を目安量とします。

※タンパク質量の目安量(g)=体重×1~1.5

 体重70kgの方であれば、タンパク質の摂取目安量は70~105gです。肉100gや魚1切(80g)で20g、卵1個で6g程のタンパク質しか含まれていないので毎食タンパク質の多い食材を意識していきましょう。

 また、タンパク質を構成するアミノ酸は20種類あり、その種類によって働きが異なるので、様々な食材からタンパク質を摂ることが基本です。朝食は納豆と卵で。昼食は魚、夕食は肉というように1日通して同じ種類の食材が重ならないように食材やメニューを選んでいきましょう。