
末永幸歩(すえなが・ゆきほ)
美術教師/浦和大学こども学部講師/東京学芸大学個人研究員/アーティスト
東京都出身。武蔵野美術大学造形学部卒業、東京学芸大学大学院教育学研究科(美術教育)修了。「絵を描く」「ものをつくる」「美術史の知識を得る」といった知識・技術偏重型の美術教育に問題意識を持ち、アートを通して「ものの見方を広げる」ことに力点を置いたユニークな授業を、東京学芸大学附属国際中等教育学校や都内公立中学校で展開。生徒たちからは「美術がこんなに楽しかったなんて!」「物事を考えるための基本がわかる授業」と大きな反響を得ている。
自らもアーティスト活動を行うとともに、内発的な興味・好奇心・疑問から創造的な活動を育む子ども向けのアートワークショップや、出張授業・研修・講演など、大人に向けたアートの授業も行っている。初の著書『「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考』(ダイヤモンド社)が16万部超のベストセラーに。オンラインで受講できるUdemy講座「大人こそ受けたい『アート思考』の授業──瀬戸内海に浮かぶアートの島・直島で3つの力を磨く」を2021年5月に開講。

井岡由実(Rin)(いおか・ゆみ)
1978年奈良県生まれ。2001年児童精神科医の稲垣 孝氏とともに、心を病んだ青年たちへの専門的な対応に専心したのち、2004年花まる学習会取締役に就任。2005年朝日小学生新聞で「国語のきほん」連載担当。その後『国語なぞぺ~』他を執筆。2007年に芸術メセナとしてGallery OkarinaBを立ち上げ、自ら国内外での創作・音楽活動や展示を続けながら、「芸術を通した幼児期の感性育成」をテーマに、「ARTのとびら」を主宰。教育 × ARTの交わるところを世の中に発信し続けている。
花まる学習会年中・年長向け教材開発に携わり、冊子「1年生になる前に」では、幼児期に伸ばしたい能力や感性の教育について論じる。
2009年より子どもたちのための創作ワークショップクラス「Atelier for KIDS」、2017年よりお母さんのための創作と対話のクラス「WORKSHOP for MOM!」を開催。2018年、ART × 教育の活動の軌跡を明らかにした『こころと頭を同時に伸ばすAI時代の子育て』を実務教育出版より出版。
2019年より高知県佐川町立小学校と保育所にて「子どもたちがより主体的に自分の人生を生きるための、非認知能力を育てる」ことを目的に、Atelier for KIDsの授業を定期的に開催。武蔵野美術大学クリエイティブイノベーション学科にて講義も行う。