乱戦!証券サバイバル#予告編Photo:Toshiaki Usami,JIJI

証券業界に淘汰の嵐が訪れようとしている。コロナ禍で総合証券は対面営業を封じられ、伝統的な事業モデルをデジタル転換しなければ生き残れない。一方、若年層の口座開設を伸ばすネット証券も、迫り来る手数料ゼロの衝撃に恐れおののく。デジタル化が加速するウィズコロナ時代、対面とネットの壁を越えた乱戦は激化し、生き残りを懸けた壮絶サバイバル戦が始まる。特集『乱戦!証券サバイバル』は8月24日(月)から30日(日)までの全13回でお届けする。(ダイヤモンド編集部 重石岳史)

#1 8月24日(月)配信
証券各社が「やられたらやり返す!」手数料値下げ消耗戦の末路

乱戦!証券サバイバル#1Photo:PhotoAlto/Milena Boniek/gettyimages

 インターネット証券で昨年末に突如勃発した手数料値下げ競争。「やられたらやり返す」か「やられる前にやる」か――水面下で各社トップの神経戦が続く。一方、これまで対面の営業力が強みだった総合証券も、値下げ競争とコロナ禍に巻き込まれる形で揺らいでいる。

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#2 8月25日(火)配信
大和証券グループ社長が明かす「逆バリ店舗拡大路線」の勝算

乱戦!証券サバイバル#2Photo by T.U.

 対面証券の両雄、野村と大和の戦略の違いが鮮明になっている。店舗の統廃合を進める野村に対し、大和は店舗拡大路線だ。大和証券グループを率いる中田誠司社長にデジタル時代の戦術を聞いた。

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#3 8月25日(火)配信
SBI北尾社長が吠える新王者の覇道、「野村を抜き、そして引き離す」

乱戦!証券サバイバル#3Photo by T.U.

 証券サバイバル時代の台風の目となりそうなのが、SBIホールディングスの北尾吉孝社長だ。コロナ禍の「追い風」を受け、業界再編のトリガーを引くタイミングをうかがっている。

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#4 8月26日(水)配信
銀行vs証券、「半沢直樹」でも描かれた顧客情報の壁を巡る攻防戦の内幕

乱戦!証券サバイバル#4Photo:Blue Planet Studio/gettyimages

 総合証券は個人向けのリテール部門だけでなく、法人向けのホールセール部門でも熾烈な競争を繰り広げている。ドラマ「半沢直樹」でも描かれた銀行と証券の「壁」を巡る攻防戦が始まっている。

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#5 8月26日(水)配信
野村HD新社長が明かす「変革」の本気度、サブスクや成功報酬型の新手数料体系も

乱戦!証券サバイバル#5Photo by T.U.

 緊急事態宣言下の4月、野村ホールディングスの新社長に就いたのが、M&A(企業の合併・買収)などを手掛けるホールセール部門出身の奥田健太郎氏だ。日本を代表する巨艦証券会社は世界で勝ち抜くことができるのか。社運を懸けた構造改革は依然道半ばにある。

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#6 8月26日(水)配信
みずほ証券社長が力説、「銀行と証券の壁を低くすべき」理由

乱戦!証券サバイバル#6Photo by T.U.

 銀行と証券の垣根を低くすることが日本経済を強くする――。みずほ証券の飯田浩一社長の持論だ。みずほ証券が進める銀証連携とデジタル活用術について聞いた。

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#7 8月27日(木)配信
証券マンが続々転身「独立系金融アドバイザー」の理想と現実

乱戦!証券サバイバル#7Photo:Sipa USA/JIJI

 特定の金融機関に属さない独立系ファイナンシャルアドバイザー(IFA)への転身を図る証券マンが増えている。独立・中立的な立場で顧客に資産運用のアドバイスを行う彼らは、貯蓄から資産運用への流れを加速させる新たな主役となり得るか。

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#8 8月27日(木)配信
証券業界で「楽天経済圏」急拡大!次の一手を楽天証券社長が明かす

乱戦!証券サバイバル#8Photo:JIJI

 顧客接点の拡大が証券各社共通の課題とされる中、優位な立場にあるのが楽天証券だ。人々の生活に密接した楽天経済圏のサービスの一環として、口座数を急拡大させている。楽天証券の楠雄治社長が楽天流プラットフォーマー戦術を明かした。

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#9 8月28日(金)配信
証券ムラの「裏」を牛耳る野村総研、高額システム費に離反の動きも

乱戦!証券サバイバル#9Photo:John M Lund Photography Inc/gettyimages、filo/gettyimages

 複雑かつ巨大なシステムを抱える証券業界は、装置産業としての側面も持つ。そんなビジネスの裏舞台で、覇権を握るのが野村総合研究所(NRI)だ。重いシステム負担に嫌気し、脱NRIを模索する動きも出始めている。

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#10 8月28日(金)配信
「ネット証券はもうやめる」auカブコム証券社長、衝撃発言の真意

乱戦!証券サバイバル#10Photo by T.U.

 三菱UFJフィナンシャル・グループ傘下で、KDDIからの出資を受け入れて昨年12月に社名変更したauカブコム証券。総合金融とau経済圏の基盤を背景に、齋藤正勝社長は「ソーシャルネット証券」への転身を画策する。

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#11 8月29日(土)配信
苦境のマネックス証券と松井証券で命運託された「40代新社長」の手腕

乱戦!証券サバイバル#11Photo:kazuma seki/gettyimages

 SBIと楽天の「2強」がネット証券のプラットフォーマーとして勢力を拡大する中、苦境に立たされるのが松井とマネックスだ。その両社はロスジェネの新社長に相次いで世代交代を図り、生き残りを模索する。

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#12 8月30日(日)配信
松井証券102年の歴史上初の「非創業家」社長が胸中の危機感を激白

乱戦!証券サバイバル#12Photo by T.U.

 松井証券で6月、創業家以外から初の社長に就いた和里田聰氏。中小地場証券を先進的なネット証券へと導いた「業界の風雲児」松井道夫氏の後を継ぎ、1918年創業の老舗の看板を守れるか。その手腕が問われている。

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#13 8月30日(日)配信
マネックス証券「業界初の女性&最年少」社長のベンチャー魂は通用するか

乱戦!証券サバイバル#13Photo by T.U.

 創業者の松本大氏から昨年後継に指名されたマネックス証券社長の清明祐子氏。1977年生まれの業界最年少かつ初の女性社長だ。「アクティビズム」と「ベンチャースピリッツ」を武器に、業界に新風を吹き込む。

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Key Visual by Kaoru Kurata

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