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ふつうの会社員でも10年あれば、気づいたときには1億円!
小型株は伸びしろが大きいわりに、目をつけている投資家が少ない。
それだけに、株価が何倍にも伸びる可能性をふんだんに秘めている。
大学時代に投資を始めた著者は、6~7年後に資産1億円を達成。
いまでは1銘柄だけでも億単位のリターンを得ている。
10万円から株式投資をスタートしたとしても、
収入から生活費を除いた分を追加して投資額を増やしていけば、
1年で資産100万~200万円は十分狙える。
すると銘柄の選択肢が広がり、資産を急角度で増やせる可能性がアップ。
資産1000万円くらいで壁にぶつかりがちだが、
この壁を突破すれば10万円を100万円、
100万円を1000万円に増やした感覚で“億り人”に近づける。
ベストセラー『10万円から始める! 小型株集中投資で1億円』の刊行から1年。
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時間節約Photo: Adobe Stock

見落としがちな
「時間コスト」

前回、株式投資では「メタ視点」が大切だといいましたが、普段の買い物にもメタ視点は大切です。

ここで突然ですが、質問です。

【質問】どちらのお店にタマゴを買いに行きますか?
A:自宅からすぐのスーパー(タマゴ1パック110円)
B:自宅から徒歩10分のスーパー(特売タマゴ1パック10円)

いかがでしょうか?

タマゴの値段だけ見ると自宅から、徒歩10分のスーパーは圧倒的に格安です。

もちろん、そのときの状況にもよると思いますが、「1パック10円で買えるのであれば、徒歩10分でも喜んで行くよ!」という人も多いのではないでしょうか。

多くの人は「タマゴの価格」だけに着目して行動を起こしがちですが、実はひとつ大切な視点を見落としています。

それは「時間コスト」です。

多くの人はお金を節約することには敏感ですが、時間を節約することには鈍感なことが多いのです。

少しでも安いものを求めることに集中しすぎると、自分の時間を浪費してしまう結果となります。

自宅から徒歩10分のスーパーに行くために必要な時間コストは、往復20分。

タマゴ1パックのためだけに徒歩10分のスーパーに行くとしたら、その行動によって得られる金銭的な経済効果は、最寄りのスーパーで買えるタマゴとの差額100円です。

20分の時間コストを費やして、得られる金銭的なメリットが100円ということは、時給換算で300円となります。

たとえば、あなたがアルバイトを探しているとします。

そこに時給300円のアルバイト募集があっても、やらないと思います(もちろん、国が定める最低賃金を下回っていますから、現実にはありません)。

それにもかかわらず、特売のチラシを見ただけで時間的コストを無視して、往復20分かけて100円安いタマゴを買いに行く人は、たくさんいるのです。