数字は語る 日々生成されるさまざまな統計データ。これらのデータや数字の背景を読み解ければ、事業予測や業界動向は手に取るようにわかるはずだ。そんな数字の背景を読み解くヒントを、経済学者やシンクタンクの研究者に解説してもらう。 人手不足を背景とした中小企業の賃金上昇、一段の賃上げ余力は限界に 村瀬拓人 危機的な少子化への対策は財政面からインフレに寄与、日銀は出口の準備を始めよ 須田美矢子 米欧の雇用は堅調だが景気後退は回避できない、過度な金融引き締めは危険 長井滋人 人材のキャリア支援に課題、ITへの見識がない経営陣が日本のDXを阻害する 榎並利博 内閣府推計の財政試算、楽観的な3つの前提が将来世代に禍根を残す 小黒一正 改善が見られる物価環境、日銀は新総裁の下で短期金利政策への移行も 神田慶司 コロナ前の水準に戻った企業の人手不足感、構造問題としての対応が必要 川口大司 非正規雇用の担い手不足で人手不足が深刻化、ビジネスモデルの転換が急務 村瀬拓人 リモートワークが分けたコロナ禍下の勝ち組と負け組、コロナ後の生産性は低下 長井滋人 生産性上昇に資する対日直接投資・国内投資回帰、政府の財政膨張が妨げ 須田美矢子 18倍以上の拡大が予測されるメタバースの世界市場、自治体・地域の活用に期待 榎並利博 春闘での賃上げは加速へ、経済の好循環の実現には実質賃金引き上げが課題 神田慶司 防衛費増額の論点は恒久財源、安定した財政運営のため国民負担の税制措置は必至 小黒一正 中国不動産市場の過熱は米サブプライム危機前を上回る、危機は回避も長期の停滞へ 長井滋人 水際措置の大幅緩和で外国人労働者は今後も増加、企業も人材戦略の転換を 川口大司 働き方の変化で日本の労働時間は減少、供給制約が回復の足かせに 村瀬拓人 国内外で協調できなかった日本の為替介入、有効になる条件の精査を 須田美矢子 消えた年金問題とマイナンバー制度は地続き、政府は真摯に経緯の説明を 榎並利博 ちぐはぐさが目立つ政府のエネルギー高対策、費用対効果も低い 神田慶司 英史上最短のトラス政権は世界経済の課題の象徴、日本の国債市場は機能不全 長井滋人 3 4 5 6 7