
第23回(最終回)
なぜ小池一夫の原作漫画『子連れ狼』は陰惨な話で人気を集められたのか
坪井賢一
1970年代に登場した劇画の代表的な作品『子連れ狼』。作画は時代劇の劇画で有名な小島剛夕、そして原作は小池一夫だ。小池は今年(2019年)…
2019.6.16
これは面白くて人生や仕事の役に立つ。そんな大人が読んでも楽しくてためになる、注目の漫画を紹介します。
第23回(最終回)
坪井賢一
1970年代に登場した劇画の代表的な作品『子連れ狼』。作画は時代劇の劇画で有名な小島剛夕、そして原作は小池一夫だ。小池は今年(2019年)…
2019.6.16
第22回
坪井賢一
漫画『彼方のアストラ』は、SF漫画としてよく整理された作品だ。一見すると、『十五少年漂流記』を想起させる少年向け冒険物語のようだが、読み進…
2019.6.2
第21回
坪井賢一
漫画『イサック』は、大陸欧州を二分して起きた17世紀前半の「三十年戦争」(1620~48年)に傭兵として参戦した日本の鉄砲鍛冶職人、猪左久…
2019.5.19
第20回
坪井賢一
漫画『赤狩り』は1950年代前半、アメリカの「赤狩り」がハリウッドを大混乱に陥れた時代を描いた作品である。赤狩りは現代史の教科書に出てくる…
2019.5.5
第19回
坪井賢一
阿佐田哲也の小説『麻雀放浪記』の第1巻「青春編」が発売されて大ベストセラーとなり、麻雀ブームに火がついたのはちょうど50年前。漫画『麻雀放…
2019.4.21
第18回
坪井賢一
『雪花の虎(ゆきばなのとら)』は、東村アキコによる歴史漫画である。主人公は上杉謙信(1530~78)。ただし女性。「謙信は女だった」という…
2019.4.7
第17回
坪井賢一
漫画『まんが道』と『愛…しりそめし頃に…』、タイトルはまったく違うものの連続した作品である。著者は藤子不二雄Aで、本作は長い自伝なのだ。ま…
2019.3.24
第16回
坪井賢一
漫画『ナポレオン』はフランス革命とナポレオン戦争を描いた長編漫画だが、読者は剣で斬られ、銃弾に貫かれ、砲弾で吹き飛ばされる体験をするだろう…
2019.3.10
第15回
坪井賢一
『ワイルド7』は1969年から「週刊少年キング」に連載され、2016年に他界した望月三起也の代表作。2019年は連載開始から50周年に当た…
2019.2.24
第14回
坪井賢一
『乙女語り』の作者はじつに意外な舞台を選び、読者の想定を超える物語を進めている。時代は19世紀の中葉、物語の舞台はトルキスタン(中央アジア…
2019.2.10
第13回
坪井賢一
漫画『銃夢』が1991年から95年まで「ビジネスジャンプ」に連載されてからなんと28年。続編が現在まで続いているが、ジェームズ・キャメロン…
2019.1.27
第12回
坪井賢一
漫画『岳』のあと、著者の石塚真一により描かれているのが長編が『BLUE GIANT』とその続編の『BLUE GIANT SUPREME』だ…
2019.1.13
第11回
坪井賢一
『ブラック・ラグーン』は、ハードボイルドな作品である。しゃれたセリフ回しに、膨大な武器の情報と激しい銃撃戦が繰り広げられる。私はこの作品が…
2018.12.16
第10回
坪井賢一
世にグルメ漫画は数あれど、この作品ほどグルメからほど遠く、しかしわれら普通の市民にとってものすごく近い「食」をテーマにしている漫画はないだ…
2018.12.2
第9回
坪井賢一
2004年の『センゴク』は、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康の天下統一をめぐる歴史劇だが、主人公は仙石権兵衛秀久という有名ではない武士である。…
2018.11.18
第8回
坪井賢一
『ナニワ金融道』の連載が「モーニング」で始まったのは1990年だった。バブルの頂点を日経平均株価の頂点だとすれば、1989年12月末に株価…
2018.11.4
第7回
坪井賢一
漫画『はたらく細胞』は、免疫系の細胞を擬人化した物語で、おとなが読んでも分子生物学の勉強になる。本作の独自性は、免疫系の細胞が人間そのもの…
2018.10.21
第6回
坪井賢一
9月にコミックス第15巻が発売されたばかりの『ゴールデンカムイ』の舞台は20世紀初頭、明治時代後期の北海道である。日露戦争(1904~05…
2018.10.7
第5回
坪井賢一
『キングダム』は、中国古代史から題材を得た長編漫画。主人公はのちの始皇帝になる秦の王子政(せい)と大将軍になる信(しん)。中国古代史をテー…
2018.9.23
第4回
坪井賢一
『石ノ森章太郎の物語』は1998年に60歳で亡くなった石ノ森章太郎のアンソロジーである。2018年は没後20年、生誕80年のアニバーサリー…
2018.9.9