「会議が多すぎて店長が現場に出られない」「異なる内容の会計の帳票が5つもある」――
はびこる旧弊、緩んだ社内の空気。倒産寸前にあった鹿児島のスーパーマーケットチェーンを立て直したのは、専業主婦だった。主婦として、消費者として当たり前の感覚を武器に、業務改革を断行、後に「タイヨーの奇跡」と称される復活劇の経緯を追う。